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記事一覧

超新星残骸はナローで?

今回遠征で、Vela SNRを撮ることができました。初日の極軸合わせの後撮影開始をしたので、高度は20度前後で、ベストとは言えない条件でしたが、四国で撮影するよりは、はるかに好条件での撮影でした。今回の遠征の直焦点撮影はノーフィルターの撮影でした。O-III成分も写るのですが、ナローで撮影したような微細な構造は描出できません。また、H-alphaのコントラストもあまり上がりませんでした。この点については、もう少し高度の...

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さいだん座~じょうぎ座の暗黒帯

前回の記事でここに萌えると言いました。今回の遠征でAPO Sonnarが撮影できたのは最終日のみでした。それも、ガイドエラー頻発で、データとして使えるコマが少ない状況でした。おまけに絞りも間違えてしまいました。その中で、比較的ましなコマを使い、ここを2フレームのモザイクしたものをアップします。このサイズだとガイドエラーはごまかしがきいています。画面中央やや下の星雲はNGC6188です。羽を広げたような形が大変綺麗な...

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じっくりと撮影したかったさそり南部

オーストラリア撮影の未処理画像も残り少なくなってきました。その中で、重量制限のため、広角35mmを持っていくことができなかったのでパンケーキEF40mm/F2.8STMで撮影したものをアップします。いずれにしても、スカイメモが不調であったので、カメラレンズでの撮影は、本当に限られてしまいました。絞りをF4.5まで絞り、周辺像がフルサイズでも気にならない程度にしました。露出は、短時間で撮影しました。まったく不十分な撮影デ...

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オーストラリアと四国カルストの空の違い

ほぼ同一条件で撮影した魚眼レンズでの夏の銀河の違いです。まずチラゴーでの撮影です。撮影データ:Canon EOS6D(Starshop新改造) ISO1600 EF8-15mm/F4L 絞りF4.5 3min x4 (total 12min)SKYMEMO S ノータッチガイドRAP2でDARK補正→CS6でTIFF化→SI7でコンポジット→CS6で仕上げ低空まで減衰やカブリの少ない空であることがわかります。一方、3年前の5月の撮影になりますが、四国カルストで撮影した夏の銀河です。撮影データ:Can...

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たて座からわし座、へび座(尾部)の暗黒帯

暗黒星雲が大好きなので、6月の初旬の透明度の高い夜に、この領域を撮影しました。その後は月齢の関係で撮影できなかったり、PM2.5の影響が多くて撮影する気にならなかったりで、このまま梅雨に入ってしまいそうです。ここの領域の暗黒帯は、複雑な上に、淡いガスが乗っかっているので、大変興味深いです。処理の過程で浮かびあがってくる暗黒星雲に萌えてしまう自分は、ある意味変態なのかもしれません。赤い星雲は少な目で画面下...

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派手目に処理したCoal Sack

Coal Sackは南十字の隣の暗部で、肉眼でもくっきりと黒く抜けて見える暗部です。しかし、実際撮影してみると、以外と星が多いです。普通に処理すると、あまり面白味に欠ける感じです。今回、かなり派手目に強調処理してみました。どこまで本当なのか、まったく自身がありません。星も少し汚くなってしまいました。恥ずかしながらのアップです。BORG77EDII+F4DG (330mm/F4.3)Canon EOS6D(SEO Cooled 6D; USB 5Vで弱冷却)+Filter...

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IC4628(エビ星雲)

さそり座の南部にある領域で、日本から撮れないわけではありませんが、低空にあるために単調な表現となりやすいです。今回、好条件の空でどこまで写りが違ってくるのか確認のため撮影してみました。今後の自分の南天限界撮影のためのReferenceとなる画像となる予定です。IC4628のH-alphaは濃いのですが、その周囲には大変淡いH-alpha領域が広がっています。暗部も微妙な色が乗っているようで、どこまで残すべきか悩んでしまいまし...

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みなみのかんむり座に広がる反射星雲

例年、梅雨になって撮りそびれる事の多かった、南のかんむり座の反射星雲を南天で撮影できました。高度が60度以上になって、モニターを確認するのに、首が痛くなりました。なので、構図はかなり適当となっています。私には苦手の分子雲系で、どう処理すべきかと思いつつ、強調してみました。やはり、苦手な対象ゆえに、墨絵風です。BORG77EDII+F4DG (330mm/F4.3)Canon EOS6D(SEO Cooled 6D; USB 5Vで弱冷却)+Filterなし ISO160...

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きょしちょう座の小マゼラン雲とNGC104

今回の南天遠征で最後に撮影したのは、小マゼラン星雲でした。高度20度少々でしたが、明け方の温度低下もあり、夜露の恐れもあったので低空のこれを撮影しました。今回の遠征では、結局夜露のヒーターは使わずに過ごしました。電源の余裕がなくなったのも、その理由の一つです。今回の遠征の網羅的な撮影の一環になる対象でした。なので、枚数は少な目で、強調もごく控えめとなります。さて、耳慣れないきょしちょうは、オオハシの...

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イータカリーナ(Eta Carinae)

BORG77EDII+F4DGの直焦点で撮影したものもアップしていきます。この鏡筒の対物レンズと補正レンズをばらして、大事に背中に負って南天に持っていきました。使い慣れている筒なので、安心感のある組み合わせでした。ガイドするGP2のほうは極軸合わせも問題なく、M-GENも問題なく、ほとんどのコマは安定していました。残念ながら、少し重いカメラのため、フォーカスやスケアリングで、問題のあるものが多くなりました。この辺に余裕...

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プロフィール

南天好き

Author:南天好き
霊峰石鎚を東に見ながら、時々星を見にいっては、デジカメで撮影をしています。透明度の良い日には、このお山が、神々しく見えます。そんな夜は、満天の星に出会うことができ、日頃の憂さを忘れ、至福の時を過ごしています。最近は南天の空に会うために遠征しています。(Yahoo Blogのハンドル名はNIKON1957でした)

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