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記事一覧

EF35mmF1.4L-IIでさそり座

昨年の遠征では、重量制限で持って行かなかったこのレンズでさそり座を撮影できました。周辺減光や撮像カメラのスケアリングの問題もあったので、少し絞ったF3.2で撮影しました。ほとんど周辺減光を感じることはありません。星像は大変シャープで、色収差もこのレンズの特徴で、ほとんどありません。低空のカブリもなく、処理的には楽でした。さそりの頭部の近くの光芒は対日照と思います。フラットが無かったので、フラットなしで...

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さそり座南部の散光星雲と暗黒星雲

さそり座南部の暗黒星雲と散光星雲をアップします。ここは、日本国内から撮影できるのですが、低空故に抜けの悪い写真で、カブリ補正をしないといけません。それが、オーストラリアだと天頂に来るので、補正しなくとも綺麗に出てきます。処理の方向性は、綺麗な色合いを目指して進めました。撮影データ: Voigtlander APO LANTHAR 90mm/F3.5 HEUIB-II Filter使用Canon EOS6D(スターショップ新改造) ISO1600 4min x16(Total 6...

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Ballandean遠征2018 最終回

今回の遠征記も最終回となります。Ballandean遠征 6日目 16日(水) 早朝5時10分に起床、顔を洗い身支度をする。ようやく東の空が白々と明けてきた。最終日は終夜、快晴の夜であったようだ。気温は2,3度と冷え込んでいるようであった。寝る前にパッキングしていた荷物を積み込む。予定どおり6時に出発となった。帰り道の途中まで、運転を担当する。交通量は少な目で、直線路が多いが、カンガルーなんかが出てくる可能性もあり...

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Centaurus α、β星と南天銀河の暗黒帯

全天には1.5等級以上の一等星と呼ばれるものが21個あります。南天でないと見えないものの代表がケンタウルス座のα星(リギルケンタウルス)とβ星(ハダル)になります。その他の見えない星は南十字星のα星(アクルックス)、β星(ベクルックス)になります。四国からでも、かろうじて見えるのが、エリダヌス座のアケルナルと南十字座のγ星(ガクルックス)になります。りゅうこつ座のカノープスは気をつければ、見える星になります...

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Ballandean遠征2018 その4

Ballandean遠征 5日目 15日(火)Ballandeanでの4日目の朝は、快晴であった。午前2時に撤収したが、同行のHくんに聞くと、4時くらいから快晴となったとのこと。少し残念であったが、体力的には良かったのかもと納得する、朝は、だらだらと過ごした。昼はみんなで近くのモーテル兼食堂みたいなところで、オージービーフのステーキを食べる。300gで、量は十分であった。昨日とはうってかわり、気持ちの良い青空が広がる。来てから最...

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南天撮影の彼岸花と出目金

好条件で撮影した彼岸花と出目金です。カブリ補正を全くしないで良いので、処理は大変楽ちんです。赤い彼岸花と出目金ですが、背景には彼岸花の北に淡い赤い星雲、出目金周囲には緑褐色の背景となる星雲があります。微妙な背景の違いは、南天でないと出てこないです。撮影データ: BORG77EDII+F4DG (330mm/F4.3)Canon EOS6D(SEO SP4) HEUIB-II Filter使用 ISO1600 6min x16(Total 96min)GP2赤道儀(BLDドライブ、AGS-1S改)...

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Ballandean遠征2018 その3

Ballandean遠征4日目 14日(月)Ballandeanで3日目の朝を迎える。2晩目はたいへん良く晴れたので、とりあえず坊主になることを免れ、安心できた。朝方はかなり冷え込んで、熱いシャワーでも体があったまらず。その後、朝はゆっくりと寝る事になった。お昼前に、ブランチをとる。ここの宿は、夜は手作りの料理が出され、各人の部屋で食べることになる。朝食はパンやシリアル、牛乳、フルーツが用意してくれてあり、夜食にしても、...

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NGC6188

オーストラリア遠征の写真の一つです。さいだん座のNGC6188です。私には蝶が羽を広げたようにみえるのですが、人により色々な見え方があるそうです。propeller nebulaと言われり、Fighting Dragonと言われたりしている様です。近くの小さなリング状の星雲はNGC6164との事です。この小さな星雲の周りは、O-IIIで写る淡いハロがあるようですが、今回の写真では難しそうです。さいだん座のこれは国内から撮影できないわけではありませ...

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南天銀河と黄道光

かなりたくさんの撮影ができたので、夜に画像処理をポツポツしています。今回の遠征は、フェンスで囲われた場所での撮影であったので、大変楽でしたが、広い視野という点では不利で魚眼撮影をしづらい状況でした。せっかく制限のある荷物の中に、魚眼を持って行ったので、撮影しました。朝方で、近く疾走するトラックも少なくなっている状況で撮影したものです。東の空から黄道光が伸びて、火星を越えて天の川とクロスする状況が肉...

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Ballandean遠征2018 その2

Twinstarでの初日の夜は、22時過ぎからガスや雲が出てくる。その後はべた曇りになり、疲労もあり、熟睡となる。時々空を見上げるが、ダメそうなので寝る。Ballandean遠征3日目 13日(日)目覚めると、快晴の朝であった。朝まで粘った同行者に聞くと午前4時くらいから良く晴れてきたとのこと。朝食をとり、再度まったりと午前中をすごし、長旅の疲れを癒すことができた。昼から、近くのPyramidを2つ見学にいく。一つ目は、ブドウ...

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プロフィール

南天好き

Author:南天好き
霊峰石鎚を東に見ながら、時々星を見にいっては、デジカメで撮影をしています。透明度の良い日には、このお山が、神々しく見えます。そんな夜は、満天の星に出会うことができ、日頃の憂さを忘れ、至福の時を過ごしています。最近は南天の空に会うために遠征しています。(Yahoo Blogのハンドル名はNIKON1957でした)

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