黄道光の中を昇る金星と水星
- 2019/07/22
- 18:27

4月のWaddiで撮影した画像になります。明け方の黄道光が明るいのにはびっくりします。その中を金星と水星が昇ってきているところを撮影しました。水星を撮影するのは、久しぶりでした。撮影データ:Canon EOS6D (HKIR改造) ISO1600 Auto WBEF35mm/F1.4l-II Filterなし 絞りF2.8 露出時間 30sec x12 (total 6min) 比較明合成北天では、iStarsというソフトで、黄道光をシミュレーションできますが、南天の設定ができませ...
天の川アーチ
- 2019/07/16
- 18:57

天の川が中心が頭上にくる南天での天の川アーチの写真をアップします。対角魚眼よりも少し広めの14mmで撮影しています。いて座の天の川中心は大変明るくて、これが天頂に来る時間帯では、白い車に手をかざすと、はっきりと影が映ります。天の川も背景の暗さに比し、とても明るくて濃淡もはっきりしており、これを見るために南天に通っています。夏の天の川アーチを見るのには、4月から7月が好機となります。日本では、梅雨がある上...
さそり座南部に広がる暗黒星雲と散光星雲
- 2019/07/12
- 19:19

さそり座南部にあるIC4628(えび星雲)とさいだん座のNGC6188は、日本からは低空で撮影の難しい対象になります。オーストラリアで撮影すると天頂にくるので、逆に構図がとりづらい対象ですが、抜けの良い画像で、あまり処理しなくとも綺麗に写りびっくりします。赤い星雲も魅力的なのですが、暗黒星雲フェチの変態には、この廻りの暗黒星雲にも萌えてしまいます。名前のあるもの、ないもの色々と交錯しています。しっかりと撮りたい...
西に傾く南十字
- 2019/07/07
- 11:28

南十字は、小さな星座ですが、明るい星から構成されたゴージャスな星座です。オーストラリアやニュージーランドの国旗にも描かれています。夏の銀河が昇ってくる頃にはイーターカリーナなんかと一緒に西に傾いていきます。日本から見えない星のハイライトともいえる領域で、西に傾いていくと、何か寂しく感じます。低空は、大気光のため、層状のかぶりが出ています。画面の右上に明るい星のように見えるのは、ω星団です。もちろん...
天文ガイド8月号に採用
- 2019/07/06
- 17:36

今年4月のWaddi Farmで撮影したVela SNRが採用してもらえました。思い入れのある領域なので、ほっとしました。これまでも、国内やオーストラリアでチャレンジしてきたのですが、O-IIIのチリチリが出なかったので、冷却CCDでのナローでないと無理なのかなと思っていたのですが、Dual bandのナローフィルターが発売となり、早速入手し、デジ一での国内撮影のテストでも手ごたえがありました。4月のWaddiでは、薄明終了時には天頂にあ...
沈む大マゼラン雲とガム星雲
- 2019/07/04
- 19:53

南緯30度のWaddiでは、正確に言えば周極星(雲)となるLMCですが、西に沈むガム星雲と一緒に低く沈んで行くところを撮影しました。高緯度になるこの付近からカメレオン座にかけては、分子雲があるのですが、高度が低いと低空のカブリもあって描写が難しくなります。日本からは見えないため、聞き慣れない星座が回りにあります。撮影データ:Canon EOS6D (HKIR改造) ISO1600 Auto WBEF35mm/F1.4l-II Filterなし 絞りF2.8 露出...
夏の銀河(四国撮影)
- 2019/07/02
- 18:34

連休明けに撮影した夏の銀河を、遅くなりましたがアップします。2回目の遠南天征に備えて、テスト撮影したものです。EF35mm/F1.4 L-II本来の性能で撮影できた写真です。今年1回目のWaddi遠征では、このレンズで撮影した画像は、画面右済で星像が流れる傾向があり、困ったなと感じていました。モザイクでごまかして、隅を捨てる必要がありました。連休明け、2回目のチラゴー遠征の前にテストしたら、本来の4隅まで綺麗な星像とな...
ガム星雲とにせ十字
- 2019/07/01
- 19:20

今年も前半が終わってしまいました。半年があっという間に終わり、時間の経過に加速がかかっていると感じます。できるだけ、有意義な時間を過ごしたいと思います。梅雨時で、未処理画像をアップしていきます。なんとなく撮影した画像ですが、視点を変えると面白いかもしれません。南天で南十字は大変有名ですが、南天の星は2等星でも、けっこう明るく感じます。南十字と間違われるのでにせ十字(False Cross)と言われる、星の組み...